2021年7月30日金曜日

絵と詩 ヨットの見える海テラス

 

(オリジナルイラスト)


夏の海に色とりどりのヨットが
風をうけて走っている。
海テラスにはオレンジ色の帽子とワンピースを着た女性が立っている。
今は夏だから、砂浜にもたくさんの海水浴客がいるのだろう。
眩しい太陽の下でみんな夏の日を楽しんでいる。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)



2021年7月26日月曜日

抽象絵画 音楽室

 

(オリジナルイラスト)


 抽象絵画の二作目。観葉植物と楽器など音楽室の雰囲気を表現しました。観葉植物と窓は抽象化されていますが、楽器、譜面台、メトロノームはまだ具象画のままの表現。これからの課題が残されています。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)



2021年7月20日火曜日

抽象絵画 音楽を聴く人

 

(オリジナルイラスト)


 はじめて描いた抽象絵画です。昼間、自室でゆったりと音楽を聴いている人を抽象化しました。ピアニッシモ、ピアノの記号があり、静かな弱い音量の曲を聴いています。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)



2021年7月10日土曜日

絵と詩 風立ちぬ 序曲 堀辰雄

 

(オリジナルイラスト)


 それらの夏の日々、一面にすすきの生い茂った草原の中で、お前が立ったまま熱心に絵を描いていると、私はいつもその傍らの一本の白樺の木蔭に身を横たえていたものだった。そうして夕方になって、お前が仕事をすませて私のそばに来ると、それからしばらく私達は肩に手をかけ合ったまま、遥か彼方の、縁だけ茜色を帯びた入道雲のむくむくした塊りに覆われている地平線の方を眺めやっていたものだった。ようやく暮れようとしかけているその地平線から、反対に何物かが生れて来つつあるかのように……

 そんな日の或る午後、(それはもう秋近い日だった)私達はお前の描きかけの絵を画架に立てかけたまま、その白樺の木蔭に寝そべって果物をかじっていた。砂のような雲が空をさらさらと流れていた。そのとき不意に、何処からともなく風が立った。私達の頭の上では、木の葉の間からちらっと覗いている藍色が伸びたり縮んだりした。それと殆んど同時に、草むらの中に何かがばったりと倒れる物音を私達は耳にした。それは私達がそこに置きっぱなしにしてあった絵が、画架と共に、倒れた音らしかった。すぐ立ち上って行こうとするお前を、私は、いまの一瞬の何物をも失うまいとするかのように無理に引き留めて、私のそばから離さないでいた。お前は私のするがままにさせていた。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)



2021年6月30日水曜日

絵と詩 嵐の前の風景

 

(オリジナルイラスト)


荒れ模様の空の下
工場の煙突からは真っ黒い煙
吹きつける強風で畑の作物も木も風下へ倒れてしまいそうだ。
帰宅する自転車も風に煽られている。
まだ家まではずいぶん遠い。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)



2021年6月20日日曜日

絵と詩 二胡を弾く女性

 

(オリジナルイラスト)


二年前はじめて二胡の演奏を聴きに行った。
ギター、打楽器なども加わっ色彩豊かな演奏だった。
聴きながら昔の中国の山河が心に浮かんできた。
涼しそうな中国の服を着た女性たちが川辺に佇んでいる。
何人かは二胡を持ち、楽しげに弾いている。
その姿が水に美しく映っている。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)




2021年6月11日金曜日

絵と詩 彫刻家のアトリエ

 

(オリジナルイラスト)


大きな屋敷の地下室に
そのアトリエはあった。
制作される作品はどれも独創的で
コンクールに出展すれば
誰もが驚き、きっと高い評価をするだろう。
でもいまだかつてその彫刻家の作品を
誰も見たものはいない。
今日も薄暗い地下室からは
彫刻を削る音が聞こえてくる。

(水彩、色鉛筆画 縦25㎝×横18㎝)